お手軽削りカンナ

  • 2015.03.22 Sunday
  • 10:10
壊れた傘、何処の家にも有るかと思います。傘の骨がトテモ良い削りカンナになるのです。作り方を紹介します。

1 適当にペンチで骨を切り取り、角棒(木でも竹でも)、ビニールテープを用意します。

2 ガスコンロで赤く成るまで熱します。僕はを焼いてる時の還元炎を利用してます。

3 赤くなった骨を鉄板の上に乗せ、ハンマーで中心部のみ7〜10センチぐらい叩き広げます。

4 手で持てる位に冷めてから好みの形に指で曲げ、形を整え再度赤く成るまで熱し、水にジュッ!と浸け焼き入れすると堅くなり、
  形も固定出来ます。

5 各棒の角、対角に骨の溝をはめ込みビニールテープできつく巻けばしっかりと固定できます。

6 手に握る柄の所はナイフで丸く削れば痛くありません。

10分位で2本完成しました。このカンナは自分好みの形が簡単に出来、刃が薄いのでヤスリで研がなくても切れ味良く、
  刃が減ってもすぐに新しい物に取り替えられます、何と言っても低コスト。興味のある方はお試し下さい。

オリジナルイッチンスポイト

  • 2015.02.06 Friday
  • 18:23

イッチンについて

  • 2015.02.06 Friday
  • 18:20
イッチンとは古くから伝わる化粧土で模様や絵を描く技法です。焼き上がりでは土なので溶けきる事無く盛り上がるのです。

始めてから20年、色んなノウハウ?が出来ました。単純なようでナカナカの技法だと思ってます。

1・まず道具です、市販のゴム製のイッチンスポイトが有りますが化粧土が入れにくく、力の入れ具合が難しい。私は整髪料
  (ディップ)の底を切り取り木の丸棒2本をゴムで堅く止め、要らなくなった筆の竹部を口に刺し、先端を鉛筆削りで先金を
  はめ込みやすく削ります。スプーンで化粧土が沢山入り少なくなったら木の丸棒を下げれば軽く握っただけでスムースに土
  が出てくるので1日作業でも疲れません。

2・化粧土の作り方はとても重要です。私はカオリン単身を使います。水とCMC(科学のり)だけで溶き、決して水ガラスなどを
  入れません。(CMCをたっぷり入れる事によりスムーズに線が延びます。)

3・化粧土の粘度も重要です。かき回したスプーンを上げた時に出来た角が静かにダレて行く位の粘度です。フルイに通す事も
  忘れずに(80メッシュ)
  
4・イッチンを施す時、私は生地を素焼きします。のりが利いているので剥がれなく、失敗したらスポンジで水拭きすれば綺麗に
  落ちます。

興味のある方は一度トライしてみては?
 

注ぎ口のこと

  • 2014.12.23 Tuesday
  • 10:53
陶磁器食器には大きく分け、入れる、注ぐ、の機能に分けられると思います。取り分け「注ぐ」機能は突き詰めると難しい物です。第一に挙げられる事は水の切れでしょう。ようは注いだ後、裏漏れしない切れの良さに主眼お置いて作っています。

身の周りで水切れの良い物としてステンやアルミの薬缶が有ります。色んな口の角度や形状が有りますが、全てに置いて切れが良いのです。理由は口の薄さです。薄さで水の流れをカットしているのです。しかしながら陶磁器に置いてあの薄さは壊れ易く、実用には耐えられません。僕が陶磁器にほどこす幾つかの注ぎ口作りを紹介します。

・ボディーに口を付けた後、カッターの刃で出来るだけ鋭角にカットする。        写真1

・デザイン的に鋭角が好ましくない場合、カットした後人差し指を水で湿らせトントンと口先部分を叩き下唇状に垂れさせる。粘土質の強い生地には有効です。

・土が粘り気の無い場合い、口先端にごく少量の土を付け下唇状に仕上げる。       写真2

・口が柔らかな時に口先端下部を指先で摘み、しずくの形状にする。           写真3

・中華のラー油入れのように口を出来るだけ真下に向ける。

こんな所でしょうか。水で切れが良いなら粘性の高い醤油やソースは問題なく裏漏れしにくくなるでしょう。ある陶芸作家さんが個展で「私のポットは形状の面白さが命で重さや水の切れは二の次だ」とお客さんに語っているのを聞き、違和感を覚え機能に傾倒して行きました。僕自身の自分の作品に対する自信の無さの現われかもしれません。

 

土鍋と一般陶磁器の違い

  • 2014.12.21 Sunday
  • 17:18
火にかけても割れない土鍋と一般の食器、いったい何が違うのでしょう?

 単純に一言でいえば熱膨張に耐えれるか、耐えれないかということです。全ての物質は暖められると膨張する性質があると言え

ます。線路など夏にレールが日光に暖められ延びることを想定し、隙間を設けている事を知る方も多いと思います。

 冷たいガラスコップに熱湯をいきなり注ぐと割れる経験をした方もいるかもしれません。

 硬い陶磁器やガラスなども熱が加わるとやはり膨張するのですが、木や金属と違い柔軟性が無いため膨張する力に耐え切れず

割れるのです。古来人類は陶器を煮炊きに使って来ました。縄文時代より現代まで使われている土鍋は低い温度(800〜112

0度)で焼いた物が多い、ようは低温だと土が固く焼き閉められる事無く、土と土の粒子の間に隙間があり、その隙間によって

土の膨張が緩和され割れにくくなるのです。その代わり水も染みやすいです。

 現在でもこの理屈で作られている土鍋は多くみられます。コージライト系と言って利点は作りやすさ、色が豊富、焼き歪み無

い土や窯燃料のコストが低いなどです。マイナス要素では焼き締まって無いがゆえに脆い事です。

 近年土自体を膨張しにくくさせ、割れないようにさせた土が出来ました。熱膨張が少ないぺタライトと言う長石の一種を

40%以上入れれば大概の土は土鍋土として使えるでしょう。

 ただやたら手作りには向きません、大量の長石の粉が入っているので粘りが無く、腰が無い。その上ある程度焼き締まるので

歪みが大きく取っ手の付く土鍋は蓋を乗せて焼かないと歪んで後で蓋がはまら無くなり、その上焼成時には土からガスが出るた

め釉薬がマット状に成り、また釉薬の膨張を抑えるため長石をぺタライトに置き換えるなど制約も多いのです。

 ちゃんと行程を踏めば割れにくく、丈夫な土鍋が出来るので僕はこの土を使っております。IH調理器に対応する土鍋はこの

ぺタライト入りの土以外無理なのです。







 

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