注ぎ口のこと

  • 2014.12.23 Tuesday
  • 10:53
陶磁器食器には大きく分け、入れる、注ぐ、の機能に分けられると思います。取り分け「注ぐ」機能は突き詰めると難しい物です。第一に挙げられる事は水の切れでしょう。ようは注いだ後、裏漏れしない切れの良さに主眼お置いて作っています。

身の周りで水切れの良い物としてステンやアルミの薬缶が有ります。色んな口の角度や形状が有りますが、全てに置いて切れが良いのです。理由は口の薄さです。薄さで水の流れをカットしているのです。しかしながら陶磁器に置いてあの薄さは壊れ易く、実用には耐えられません。僕が陶磁器にほどこす幾つかの注ぎ口作りを紹介します。

・ボディーに口を付けた後、カッターの刃で出来るだけ鋭角にカットする。        写真1

・デザイン的に鋭角が好ましくない場合、カットした後人差し指を水で湿らせトントンと口先部分を叩き下唇状に垂れさせる。粘土質の強い生地には有効です。

・土が粘り気の無い場合い、口先端にごく少量の土を付け下唇状に仕上げる。       写真2

・口が柔らかな時に口先端下部を指先で摘み、しずくの形状にする。           写真3

・中華のラー油入れのように口を出来るだけ真下に向ける。

こんな所でしょうか。水で切れが良いなら粘性の高い醤油やソースは問題なく裏漏れしにくくなるでしょう。ある陶芸作家さんが個展で「私のポットは形状の面白さが命で重さや水の切れは二の次だ」とお客さんに語っているのを聞き、違和感を覚え機能に傾倒して行きました。僕自身の自分の作品に対する自信の無さの現われかもしれません。

 
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